はじめて間もないレザークラフトで「何を作ろうか?」「材料や道具は何を揃えればいいんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、ここで紹介する「口金」の金具を使ったレザークラフトを実践してみると、誰でも簡単に素敵な財布やポーチを作ることができます。
なぜなら私が、この口金を使ったワークショップを100回以上も開催して、財布やポーチを完成できなかった人は一人もいなかったからです。
もちろん、参加者のほとんどは初心者でした。
そこで本記事では、レザークラフト初心者でも「口金」を用いるだけで、プロ並みの完成品ができあがる理由を3つ紹介していきます。
なので読み終えたときには「何を作ろうか?」といった悩みもなくなって、すぐにでも「口金を使ったレザークラフトをやってみたい!」とワクワクしてくるはずですよ。
レザークラフト初心者は「口金」を使うと簡単!
口金の金具をレザークラフト初心者におすすめする3つの理由とは、バリエーションが豊富であること、そしてコストが安いこと、さらに失敗のリスクが低いことです。
口金というと「電球のソケット部分の金具」を表すこともありますが、レザークラフトで使う口金はこの電球とは一切関係ありません^^;
おもに財布・ポーチ・かばんに使われる金具で、ガマガエルの口のような形状をしていることから、通称「がま口」とも言われているものです。
もしかしたら、がま口といったほうが馴染みがあるかもしれませんね。
本記事では「口金」の名称で進めていきます。
初心者に口金をオススメする理由【3つ】をくわしく解説!
先に述べたように、レザークラフト初心者に口金をオススメする理由とは、以下の3つです。
1.バリエーションが豊富
2.コストが安い
3.失敗のリスクが低い
それではくわしく解説していきます。
口金はバリエーションが豊富
口金は、バリエーションが豊富です。
材料選びの不安が軽くなるばかりか、初心者でも思いどおりの製品が作れるようにサポートしてくれる最強のツールといえます。
レザークラフトで理想の製品を作るには、まず必要な材料を探します。
しかし、なかなか思うように見つからないこともあります。
この段階でつまづいて、前に進めないなんてこともありますよね^^;
でも安心してください。
口金は、サイズが豊富に揃っています。
既製品でも、小さいものは幅3センチくらいから、大きいものは幅30センチ以上にもなる巨大サイズまで。
幅30センチの大きいサイズなら、ちょっとした旅行かばんを作ることができます。
このように口金のサイズだけで考えても、作るアイテムのバリエーションは広がります。
また最近は、変わった形状をした口金も見かけるようになりました。
通称「玉」と呼ばれるパーツ(てっぺんのひねるヤツ)がハート型だったり、映えるカラーのかわいい形をした玉や、古びたメッキ加工をしたアンティークでシブいものもあります。
このように口金は、サイズや形状にもキリがないほどの種類があります。
最小限の道具と材料でできるからコストが安い
使う道具と材料のほとんどは「100均」で揃います。
道具の揃え方は「何を作るか?」を先に決めたほうがわかりやすいので、ここでは「小銭入れ」を作ることをイメージして、最小限の道具や材料を紹介していきます。
実は今、道具だけでなく主役の口金までも100均で手に入ります。
それもご丁寧に「型紙(パターン)付きセット」まであります。なので、口金も100均で手に入れましょう。
縫製はミシンを使うほどの手間はかからないので、手縫いで仕上げましょうね。
他には「縫い針・糸・木工用ボンド・目打ち・マイナスドライバー・ラジオペンチ・紙ひも(これも口金とセットで売っていました)」と100均で揃うものばかりです。
また買わずとも、この中にはすでに持っているものもあるでしょう。
ですから、使う道具のコストは1000円以下ということになりますね。
他に必要なものは本体に使う「革」です。
口金の小銭入れなら、A4サイズのハギレ革が1枚あれば、十分間に合ってしまいます。
A4サイズのハギレ革なら、ネットでも簡単に見つけられますので、ポチッと検索してみてください。
「どんな革を探せばいいのか?」については、なるべくソフト(柔らかい)で厚み1ミリ前後のものを選ぶと、作業もはかどっていい感じにまとまりますよ。
さらに、縫い針と糸についても付け加えておきますが、皮革用が手に入れば問題ありません。
生地用のものしか用意できなければ、より太いものを選びましょう。
シンプルだから失敗のリスクが低い
実は、口金を使ったアイテムにはある共通点が存在しています。
その共通点とは「シンプル・イズ・ベスト!」型紙の数が少ないのです。
型紙の数が少ないということは、作業(手数)も減るので、そこで起こりうる作業ミスも少なくなります。
これが初心者向けのワークショップでも、参加者が全員うまくいく理由でもあるのです。
ここでは作業の重要なポイントをひとつだけ抑えてください。
「コツさえ掴んでしまえば、あとは応用するだけ!」
サイズの大小やデザインに多少の違いがあったとしても、口金をハメるにはちょっとした「コツ」がいります。
しかし、そのコツさえ掴んでしまえば、あとは同じ要領で再現するだけです。
ですから失敗のリスクは恐れず、まずはやってみましょう!
まとめ
口金の金具をレザークラフト初心者にオススメする理由を「3つ」くわしく解説しました。
まずはバリエーションが豊富であること、そしてコストが安いこと、さらに失敗のリスクが低いことです。
はじめてのレザークラフトに限らず「はじめての◯◯◯◯」となれば、必要な情報をネットで検索してみたり、専門の書籍を探して読み漁ったりするでしょう。
まずは頭の中でイメージを膨らませて、それから実践へと移っていくことを考えると思います。
しかし、頭の中ではうまくいっても、現実はうまくいくとは限りません。
「ものづくりは実践あるのみ!」
いま流行りのハンドメイドマーケットで、レザークラフトのワークショップがあれば、参加してみることをオススメします。
または、100均で必要な道具と材料を揃えて、口金を使ったレザークラフトを実践してみてくださいね^^
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